志賀高原周辺(長野) 城山(863.6mm) 2020年4月26日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:39 林道−−4:58 南尾根(標高740m付近)−−5:15 城山 5:19−−5:30 南尾根を外れる(標高720m)−−5:39 林道

場所長野県飯山市/下高井郡木島平村
年月日2020年4月26日 日帰り
天候
山行種類一応籔山の範疇
交通手段マイカー
駐車場林道路側に駐車
登山道の有無南尾根上に踏跡あり
籔の有無南尾根上は主に細い灌木。一部のみ笹あり。林道から南尾根に取り付く間は灌木
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント南側の林道から往復。林道はほとんどが舗装道路で普通車で通行可能。山頂は犬飼城跡で南尾根には城跡への踏跡あり。空堀や平坦地など城跡らしい遺構が見られる。真の山頂(最高点)は三角点より東側にある




林道脇に駐車。ぎりぎりライト不要な明るさで出発 最初は杉植林を登る
標高660m付近。唐松植林に変わると同時に笹が登場 標高690m付近。急斜面をよじ登る
スミレの仲間だと思う 標高720m付近。間もなく南尾根に乗る
標高740mで南尾根に乗る。何となく道あり 標高760m付近。はっきりと道と分かるレベル
標高840m付近。尾根が不自然に凹んでいる。空堀の跡 次は尾根が不自然に急傾斜
急傾斜を登ると尾根直上は小さな平坦地。建物跡だろう 山頂直下
城山山頂。広い平坦地で城跡だった。北東端が真の山頂(最高点)。三角点は一段下がった平坦地にある
ここが真の山頂 三角点は大きく割れていた
城跡の解説板。犬飼城跡とのこと
帰りも南尾根。標高760m付近だけ笹あり 720m肩手前で南尾根を離れて東へ下ることに
東斜面は杉植林で藪無し 標高680m付近。灌木藪が登場し左へ逃げる
標高640m付近で作業道らしき筋が登場 道を離れて東の小尾根を越える
ちょっとだけ灌木あり 無事に起点の林道に到着


・栄村、野沢温泉村、飯山市、木島平村等の長野県北東部の市町村の地形図記載の山は全て登っていたと思ったら、飯山市/木島平村境界の城山が抜けているのに気付いたのは1年くらい前のこと。豪雪地帯ではあるが標高は1000mに満たず里に近いこともり簡単に登れそうな感触だったので、適当な時期が来るまで残しておいた山。今は新型コロナ騒ぎで遠出を控えるべき時であり、長野県内の山である飯山の城山はぴったりだ。まだ藪の葉が出ていないうちに登ることにした。

・記憶によればDJF氏が登っているはずで、ネットで調べると東側の万仏岩(1203m峰)と結んで周回していた。今回は前日のスルスノ頭で体力を消耗している点を考慮し、まずは地形図記載の城山だけを攻めることにした。DJF氏は周回ルートを取るために北側を下っているが地形図の等高線が込み合っており、城山単独で登るなら南側の林道経由がいいと判断。標高640m付近に駐車して山頂から南に延びた尾根を登ればルートが分かりやすいだろう。

・目的の林道は標高600m付近まで舗装されており、ダートに変わっても路面状況は良好で普通車での走行に問題は無かった。標高640mのカーブに林業作業用らしい小型の運搬重機があり、その近くに駐車した。ここから山頂までの標高差は約200mなので、昨日の疲労が残っていたとしても30分強で到着するだろう。藪が酷くなければの話だが、DJF氏の記録では万仏岩から下る尾根で藪が酷いところがあると書かれていたが、城山近辺ではそのような表記は無かったし、このエリアでこの標高ならそれほど藪は深くないのが通常パターンだ。

・最初は杉の植林。既に花粉シーズンは終わっているので目の痒みは感じない。植林の西側は唐松植林だが細い灌木藪があるので杉植林の中を上がっていく。残念ながら杉植林は標高660m付近までで、その先は唐松植林に変わって細い灌木と笹が登場。根曲り竹ではないのは助かる。今朝の冷え込みで朝露が付いているかと心配したが、藪は乾いていた。

・標高690m付近は急な傾斜だが藪は薄くてかえって歩きやすい。尾根が接近したところで左に進路を変えて標高740m付近で城山南尾根に乗った。尾根の西側は自然林、東側は唐松植林で、尾根上には薄い道あり。道があることまでは期待していなかったのでラッキー。場所によっては尾根上に生えた灌木に明らかに隙間があり、以前に刈り払い等を行ったように思えた。場所によっては登山道のように明瞭だった。

・標高840m付近で尾根上に不自然な凹みを発見。これは城跡の空堀かもしれない。その上は壁のような急傾斜でますます城跡らしくなってきた。一段上の尾根上には人工的に造成したと思われる平坦地があり、おそらく建物跡だろう。さらに登って城山山頂部はかなり広い平坦地だった。その一角に白い板があり、城跡の解説だった。そう、この山が「城山」であったことをすっかり忘れていた。山城の遺構があって当然なのであった。南尾根の道筋は城跡への道だったらしいが、近年は訪問者が少なく手入れもされず廃道化進行中のようだ。

・三角点は一段低くなった城跡の平坦部にあったが、真の山頂(最高点)は北東側。山城造成時に削り残した場所なのだろう。残念ながら周囲は樹林で展望は悪い。

・帰りは南尾根を下ったが、往路と違って標高720m肩から東に下ることにした。往路の急斜面の笹が生えた唐松植林帯とは異なって藪の無い杉植林帯で、灌木藪が皆無で歩きやすかった。途中で唐松植林に変わって灌木藪が出てきたら杉植林が続く左手へ方向転換し、斜めに下っていく。

・目の前に小尾根が登場し、その尾根の根元に沿って林業作業道らしき道型が下っていた。これで林道に出られると思ったが、往路ではこのような顕著な尾根は斜面左側(西側)に見えていた=歩いたのは尾根の東側だったが、今いるのは尾根の西側である。おかしいと思ってここで初めて真面目に地形図を見たら、このまま下ると駐車した場所より標高が低い位置で林道に出てしまうことが判明。帰りに無駄な登り返しはイヤなので尾根を越えることにした。。

・小さな尾根なのでトラバース気味に上がればすぐに尾根直上へ。ここも藪は無く簡単に上がれた。反対斜面は根曲がり灌木が生えた藪っぽい場所だったが、隙間があったのでそれほど苦労せずに通過、短い植林帯の下に駐車したマイカーが見えていた。

 

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